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【今すぐ見直す】WordPressの表示速度、重いと検索で不利? 写真1枚で22秒…手元で測り、Core Web VitalsとGoogle公式の文書で確かめた【2026年】

公開 ・ 読了の目安 約29分 ・ Sorabun 編集部

【今すぐ見直す】WordPressの表示速度、重いと検索で不利? 写真1枚で22秒…手元で測り、Core Web VitalsとGoogle公式の文書で確かめた【2026年】

WordPress の記事に、スマホで撮ったような大きな写真を1枚。そのまま貼ったら、表示にどれだけかかるでしょうか。

私たちは、手元の WordPress に 4000×3000・4.3MB の写真を入れ、遅い回線のスマホの条件で、実際に測りました。写真をそのまま貼った記事は、写真が出るまで22.0秒かかりました。同じ写真をエディターの画像ブロックで入れると、1.3秒でした。

講座の【完全版】WordPressのSEO・AIO・LLMO対策、何をすればいい?の「つなぐ・速くする」の章(8章)では、表示の速さの目安(Core Web Vitals)を紹介しました。この回は、表示の速さを、手元で実際に測ります。重いと検索で不利になるのかも、Google の文書で確かめます。

先に結論を書きます。

まずは、あなたのサイトの記事を PageSpeed Insights のスマホで測り、写真がエディターの画像ブロックで入っているかを確かめてください(10章)。

1. Google は、Core Web Vitals をランキングで考慮する

まず、Google の説明です。

Core Web Vitals を改善することを強くおすすめします。Core Web Vitals は、その他のページ エクスペリエンス要素とともに、Google のコア ランキング システムがランキングを決定する際に考慮する要素です。
Google 検索セントラル「Core Web Vitals と Google 検索の検索結果について」(最終更新 2025年12月18日)

Google は、Core Web Vitals を「Core Web Vitals は、ページの読み込みパフォーマンス、インタラクティブ性、視覚的安定性に関する実際のユーザー エクスペリエンスを測定する一連の指標です。」と説明しています。読み込みの速さ、押したときの反応の速さ、画面が動かずに読めるか、の3つを、実際に使う人の体験で測るものです。

そして「Core Web Vitals は、その他のページ エクスペリエンス要素とともに、Google のコア ランキング システムがランキングを決定する際に考慮する要素です。」と書いています。その前の文では「検索結果でのランキングを上げ、全般的に優れたユーザー エクスペリエンスを提供できるよう、サイト所有者の皆様には、Core Web Vitals を改善することを強くおすすめします。」としています。

3つの目安: 2.5 秒・200 ミリ秒・0.1

Largest Contentful Paint(LCP): 読み込みパフォーマンスの尺度。優れたユーザー エクスペリエンスを提供するには、ページの読み込み開始から 2.5 秒以内に LCP を実現するようにします。Interaction To Next Paint (INP): 応答性の尺度。INP を 200 ミリ秒未満に収めるようにします。Cumulative Layout Shift(CLS): 視覚的安定性の尺度。CLS スコアを 0.1 未満に収めるようにします。
Google 検索セントラル「Core Web Vitals と Google 検索の検索結果について」の Core Web Vitals の指標(最終更新 2025年12月18日)

目安は3つです。

指標 何を測るか 目安(Google 検索セントラル)
LCP(Largest Contentful Paint) ページのいちばん大きな部分(大きな写真や文のかたまり)が出るまでの時間 読み込みの開始から 2.5 秒以内
INP(Interaction to Next Paint) 押したり触ったりしてから、画面が反応するまでの時間 200 ミリ秒未満
CLS(Cumulative Layout Shift) 読んでいる途中で、画面がずれる量 0.1 未満

Google 検索セントラルは、LCP は「ページの読み込み開始から 2.5 秒以内に LCP を実現するようにします。」、INP は「INP を 200 ミリ秒未満に収めるようにします。」、CLS は「CLS スコアを 0.1 未満に収めるようにします。」と書いています。

LCP で言う、いちばん大きな部分とは何でしょうか。web.dev は「LCP は、ビューポート内に表示される最大の画像、テキスト ブロック、または動画のレンダリング時間を、ユーザーが最初にページに移動したタイミングと比較する形で確認できます。」と説明しています。ビューポートは、画面に見えている範囲のことです。この記事の試験でも、LCP になったのは、記事の中の写真でした。

なお、同じ目安でも、書き方が少し違う文書があります。web.dev の「Web Vitals」は INP を200ミリ秒以下・CLS を0.1以下とし、Search Console ヘルプの表は「良好」を2.5秒以下・200ミリ秒以下・0.1以下としています。この記事は、Google 検索セントラルの書き方(2.5 秒以内・200 ミリ秒未満・0.1 未満)に合わせます。

ただし、良い数字でも上位は保証されない

Search Console の Core Web Vitals レポートのようなレポートやサードパーティのツールで良い結果が得られても、Google 検索の検索結果で上位に表示されることが保証されるわけではありません。
Google 検索セントラル「ページ エクスペリエンスが Google 検索の検索結果に与える影響について」のよくある質問(最終更新 2026年9月25日)

ただし、Google は、こうも書いています。「Search Console の Core Web Vitals レポートのようなレポートやサードパーティのツールで良い結果が得られても、Google 検索の検索結果で上位に表示されることが保証されるわけではありません。」

続けて「優れたページ エクスペリエンスには Core Web Vitals スコア以外の要素もあります。」「このスコアは、サイトの全体的なユーザー エクスペリエンスの改善に役立てるためのものなので、SEO 上の理由のためだけに満点を取ろうとするのは、有効な時間の使い方とは言えないでしょう。」とあります。

同じページのよくある質問には、ページ エクスペリエンスがどのくらい大事かへの答えもあります。「Google 検索は、ページ エクスペリエンスが平均を下回るコンテンツも含め、常に最も関連性の高いコンテンツが表示されるように設計されています。」「ただし多くの場合、検索語句に一致するヘルプフル コンテンツが多数存在するため、その中で検索結果でのランキングを上げるには、優れたページ エクスペリエンスを実現していることが重要になります。」

つまり、表示速度は大事な要素の1つですが、中身の代わりにはなりません。何を書くか、誰が書いたかが先にあります。書いた人の情報は、講座の第4回WordPressの書いた人が「admin」のまま?で、初期の WordPress を使って確かめました。

この記事では、速くすれば順位が上がる、とは言いません。ただ、写真が出るまで20秒以上かかるページを、読む人が待ってくれるとは限りません。検索のためだけでなく、読む人のために速くする、と考えます。

2. 手元の WordPress に、写真を3通りで入れて測った

では、写真1枚で、どこまで遅くなるのか。手元で測りました。

試し方

条件は、Google の測る道具 Lighthouse の、スマホの初期の条件に近づけました。PageSpeed Insights のラボの数字も、この道具で出しています。PageSpeed Insights の説明には「PSI は Lighthouse を使用して、指定された URL をシミュレーションで分析します。」とあります。

ただし、PageSpeed Insights の API は、この作業の環境で使える回数の上限に達していて使えませんでした。そこで、同じ条件に近づけて、自分たちで測りました。PageSpeed Insights で測った数字と、同じではありません。

写真が出るまで、何秒?

ここでクイズです。スマホやカメラで撮ったくらいの、4.3MB の写真を、記事にそのまま貼りました。遅い回線のスマホで開くと、写真が出るまで、何秒かかるでしょうか。

3. 答えは22秒。写真は上から少しずつ

元の写真 4.3MB をそのまま貼った記事を、遅いスマホの条件で開いたときの画面を6枚並べた。1.0秒では見出しと文だけが出て、写真の場所は白い(写真 0%)。5.0秒で写真の上の端に青い帯が出て(17%)、10.0秒で42%、15.0秒で65%、20.0秒で89%と、空と木の絵が上から少しずつ描かれていく。23.0秒の画面で、写真が全部出ている
手元の WordPress 7.1.4(公式の zip・初期のテーマ Twenty Twenty-Five)で Sorabun が撮った(2026年10月31日・遅い回線のスマホの条件・ブラウザが画面を描いた時刻つき・shots/strip_test.mjs)

答えは、22秒でした。

ブラウザが画面を描いた時刻つきで画面を撮ると、見出しと文は先に出て、写真の場所は白いままでした。写真は、上から少しずつ描かれていきます。10秒の画面でも、写真の高さの42%で、まだ半分以下。写真が全部出て LCP が記録されたのは、22.0秒でした。3回測って、3回とも22.0秒です(写真の割合は、画面の行ごとに写真が描かれているかを数えたもの。shots/cards.py)。

見出しと文は先に読めても、いちばん大きな写真が出るまでは、LCP は決まりません。目安の2.5秒の、9倍近くです。

4. 同じ写真、入れ方で22秒 → 1.3秒

同じ写真を3通りで入れた記事の、読み込まれた画像・画像の量・LCP。元の写真をそのまま(HTML で直接)は speed-test-photo.jpg・4.3MB・22.0秒。エディターで入れた(large・JPEG)は speed-test-photo-768x576.jpg・33KB・1.3秒。WebP にして入れた(large)は speed-test-photo-webp-768x576.webp・17KB・1.1秒。条件は回線 1.6 Mbps・往復 150ms・CPU 4倍遅く・画面 412×823
手元の WordPress 7.1.4(公式の zip・初期のテーマ Twenty Twenty-Five)で Sorabun が測った(2026年10月31日・遅い回線のスマホの条件・各3回の中央値・shots/speed_test.mjs)

同じ写真を、3通りで入れて比べました。

入れ方 ブラウザが読み込んだ画像 画像の量 LCP CLS ページ全体で読み込んだ量
元の写真の URL を HTML で直接 元の写真(4000×3000) 4.3MB 22.0秒 0.001 4.5MB
エディターの画像ブロック(JPEG) 縮小版(768×576) 33KB 1.3秒 0.001 258KB
同じ写真を WebP で(画像ブロック) 縮小版(768×576・WebP) 17KB 1.1秒 0.001 242KB

画像の量は、ファイルの大きさです(1KB は1024バイト)。ページ全体の量は、ブラウザが実際に受け取った量で、HTML や CSS など、写真のほかに読み込んだものも入っています。

画面のずれ(CLS)は、どの入れ方でも0.001と、ほぼ0でした。元の写真の記事でも、HTML に幅と高さを書いておいたので、写真が届く前に場所が空いていました。違ったのは、読み込む量と、写真が出るまでの時間です。

エディターで入れると、1秒台で出た

左の3枚はエディターで入れた JPEG の記事、右の3枚は WebP の記事の、0.5秒・1.0秒・1.5秒の画面。どちらも0.5秒ではまだ真っ白。JPEG は1.0秒で写真の上の31%が出て、1.5秒で全部出ている。WebP は1.0秒で全部出ている
手元の WordPress 7.1.4(公式の zip・初期のテーマ Twenty Twenty-Five)で Sorabun が撮った(2026年10月31日・遅い回線のスマホの条件・ブラウザが画面を描いた時刻つき・shots/strip_test.mjs)

エディターで入れた記事は、0.5秒の時点ではまだ真っ白でした。1.0秒で写真が上から出始め、1.5秒の画面では全部出ていました。WebP の記事は、1.0秒の画面で、もう写真が全部出ていました。

画面は、ブラウザが描いた時刻つきで撮ったもので、ある時刻の画面は、その時刻までに描かれた最後の画面です(Chrome DevTools Protocol の Page.startScreencast。LCP を測った3回とは別に、1回ずつ撮りました)。どちらにしても、1秒台で写真まで出ました。

同じ写真なのに、なぜ、ここまで違うのでしょうか。

5. WordPress は、大きさ違いを自動で作る

WordPress が写真を取り込んだときに作った縮小版の大きさと量。150×150(thumbnail)は JPEG 4KB・WebP 3KB、300×225(medium)は 9KB・6KB、768×576(medium_large)は 33KB・17KB、1024×768(large)は 61KB・31KB、1536×1152 は 165KB・136KB、2048×1536 は 346KB・361KB。元の写真 4000×3000 からは、2560×1920 の版(-scaled)も作った。スマホ(412px)では 768×576 が選ばれた。2048×1536 では WebP のほうが少し大きかった
手元の WordPress 7.1.4(公式の zip・初期のテーマ Twenty Twenty-Five)で Sorabun が試した(2026年10月31日・量は WordPress が記録したファイルの大きさ)

答えは、WordPress が自動でやっていることにあります。

写真を取り込むと、WordPress は、150×150 の四角から 2048×1536 まで、大きさ違いの縮小版を6つ作りました。元の写真(4000×3000)が大きすぎたので、2560×1920 に縮めた版(ファイル名の後ろに -scaled が付く)も作りました。

大きさ WordPress の名前 JPEG WebP
150×150 thumbnail 4KB 3KB
300×225 medium 9KB 6KB
768×576 medium_large 33KB 17KB
1024×768 large 61KB 31KB
1536×1152 1536x1536 165KB 136KB
2048×1536 2048x2048 346KB 361KB

そして、記事では、画面に合う大きさを、ブラウザが選びます。幅412のスマホの画面(画素の細かさ1.75倍)では、768×576 の版が選ばれました。4000×3000 の元の写真の、およそ5分の1の幅です。

WordPress が自動で書いた img

エディターで入れた写真を、記事のページの HTML で見ると、WordPress は、次のように書いていました(.../ は、手元の WordPress の画像の置き場所 /wp-content/uploads/2026/10/ までを縮めたもの。改行は、見やすくするために入れました)。

<img fetchpriority="high" decoding="async" width="1024" height="768"
  src=".../speed-test-photo-1024x768.jpg" alt="試験用の写真" class="wp-image-158"
  srcset=".../speed-test-photo-1024x768.jpg 1024w,
          .../speed-test-photo-300x225.jpg 300w,
          .../speed-test-photo-768x576.jpg 768w,
          .../speed-test-photo-1536x1152.jpg 1536w,
          .../speed-test-photo-2048x1536.jpg 2048w"
  sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" />

書いた覚えのないものが、いくつも並んでいます。

書かれていたもの 意味
srcset 大きさ違いの一覧。ブラウザは、画面の幅に合うものを選ぶ
sizes 画面の上で、写真がどのくらいの幅で出るか。幅1024px までの画面では、画面の幅いっぱい(100vw)
width・height 写真の幅と高さ。写真が届く前に、その分の場所を空けておける
fetchpriority="high" 先に読む印。ブラウザに、この画像を優先して読ませる
decoding="async" 写真を絵にする処理を、ほかの表示を止めずに進める

src に書かれているのは 1024×768 の版ですが、スマホのブラウザは srcset の一覧から 768×576 の版を選んで読み込みました。

幅と高さが書いてあるので、写真が出る前に場所が空き、読んでいる途中で画面がずれません。web.dev は、画面がずれる原因として「レイアウトのずれの原因としては、サイズが不明な画像や動画、初期のフォールバックよりも大きくまたは小さくレンダリングされるフォント、サイズを動的に変更するサードパーティの広告やウィジェットなどがあります。」と挙げています。

この写真には、先に読むように、という印(fetchpriority="high")も付いていました。どれも、エディターで写真を入れただけで、WordPress が自動で書いたものです。

6. 数えると、1.3秒・33KB・17KB

数えると、こうなりました。

元の写真をそのまま エディターで入れた 比べると
LCP 22.0秒 1.3秒 およそ17分の1
読み込んだ写真 4.3MB 33KB およそ130分の1

エディターで入れると、LCP は元のままの、およそ17分の1。読み込んだ写真は、およそ130分の1でした。WebP にすると、同じ 768×576 の版で17KB。JPEG の33KB の約半分になり、LCP は1.1秒でした。

WebP は、いつも小さいとは限らない

ただし、2048×1536 の版では、WebP(361KB)のほうが、JPEG(346KB)より少し大きくなりました。ほかの5つの大きさでは WebP のほうが小さく、この大きさだけ逆でした。

今回の写真は試験用の絵なので、写真によって結果は変わります。WebP にすれば必ず小さくなる、とは言えません。

それに、22秒を1秒台にしたのは、WebP ではなく縮小版でした。JPEG のままでも、エディターで入れれば1.3秒です。WebP は、そのあとの、もう一段です。

7. 元の写真が遅いのは、なぜ?

元の写真が遅いのは、画面に出る大きさに比べて、写真が大きすぎるからです。

WordPress は、取り込んだ元の写真も、そのままサーバーに残しています。その URL を HTML で直接書いたり、元の大きさの画像のアドレスを貼ったりすると、WordPress の縮小版の仕組み(srcset)は使われません。幅352px で出すために、4000×3000 の写真をまるごと読み込むことになります。

逆に言えば、今回の条件では、WordPress の標準のやり方(エディターの画像ブロック)で入れるだけで、写真の大きさの問題は避けられました。

ただし、テーマやプラグインによって、写真の出し方は変わります。あなたのサイトでは、記事の写真を1枚選び、ページのソースで、その img に srcset と width・height が付いているかを確かめてください。

8. 自分たちのサイトも、同じ条件で測った

では、自分たちのサイトはどうか。sorabun.com の3ページを、同じ条件で、3回ずつ測りました。

sorabun.com の3ページを、遅い回線のスマホの条件で3回ずつ測った結果。トップは LCP 2.8秒(3回は4.44秒・2.79秒・2.53秒)・CLS 0・読み込んだ量 330KB・うち文字(フォント)119KB。コラムの記事(第1回)は1.9秒(1.90秒・2.18秒・1.92秒)・CLS 0.002・578KB・119KB。無料のサイト診断は0.9秒(0.97秒・0.78秒・0.87秒)・CLS 0.08・137KB・119KB。トップは3回とも目安の2.5秒を超えた(いちばん速い回も2.53秒)
sorabun.com を Sorabun が測った(2026年10月31日・遅い回線のスマホの条件・各3回の中央値・shots/site_speed.mjs)。この作業の環境からプロキシを通して測ったので、実際に見に来た人の数字とは違う
ページ LCP(中央値) 3回の LCP LCP になったもの CLS 読み込んだ量 うち文字(フォント)
トップ 2.8秒 4.44秒・2.79秒・2.53秒 いちばん上の画像(WebP) 0 330KB 119KB
コラムの記事(講座の第1回) 1.9秒 1.90秒・2.18秒・1.92秒 記事のいちばん上の絵 0.002 578KB 119KB
無料のサイト診断 0.9秒 0.97秒・0.78秒・0.87秒 文のかたまり 0.08 137KB 119KB

無料のサイト診断のページは0.9秒、コラムの記事は1.9秒でした。トップは、中央値で2.8秒と、目安の2.5秒を超えていました。3回の数字は4.4秒・2.8秒・2.5秒。表では2.5秒と書いた回も、2,532ミリ秒で、わずかに2.5秒を超えています。

CLS は、3ページとも0.1未満でした。無料のサイト診断の0.08は、目安に近い数字です。

この数字は、この作業の環境から、プロキシ(あいだに入る中継のサーバー)を通して測ったものです。実際に見に来た人の回線や端末とは違います。

自分たちのサイトで分かったこと

分かったことは3つです。

トップの画像や文字の読み込み方は、これから見直す候補です。

9. ラボの数字と、実際の人の数字は違う

PSI では、ページのラボデータとフィールド データを確認できます。ラボデータは、制御された環境で収集されるため、問題のデバッグに役立ちます。ただし、実際のボトルネックを捕らえていないおそれがあります。
Google「PageSpeed Insights について」(最終更新 2025年7月25日)

ここまでの数字は、どんな数字なのでしょうか。

PageSpeed Insights の説明には「PSI では、ページのラボデータとフィールド データを確認できます。」とあります。

ラボデータ フィールドデータ
何の数字か 決まった条件で、1台の端末で測った数字 実際に見に来た人の数字
役に立つこと 問題を探して、直したかを確かめる 実際の人の体験を知る
気をつけること 実際の人の体験とずれることがある 見に来る人が少ないと出ない。使える指標が限られる
この記事では 手元の WordPress と sorabun.com の数字は、すべてラボの数字 測っていない

ラボデータについては「ラボデータは、制御された環境で収集されるため、問題のデバッグに役立ちます。」「ただし、実際のボトルネックを捕らえていないおそれがあります。」。フィールドデータについては「フィールド データは実際のユーザー エクスペリエンスをそのまま把握するのに役立ちますが、使用できる指標セットが限られます。」と書いています。

よくある質問でも「ラボデータは、一連の固定されたネットワーク条件で 1 台の端末でページ読み込みをシミュレートしたデータです。」と説明しています。

今回の私たちの数字も、このラボの数字です。回線 1.6 Mbps・往復 150ms・CPU 4倍遅く・画面 412×823 に絞った条件で測りました。実際に見に来る人には、もっと速い回線の人も、もっと遅い端末の人もいます。22秒という数字も、この遅めの条件での数字です。

web.dev も「ラボでの測定は優れたエクスペリエンスを提供するために不可欠ですが、フィールドでの測定の代わりにはなりません。」「全体像を正確に把握できるのは、フィールドでの測定だけです。」と書いています。

なお、INP は、実際に押したり触ったりした操作への反応を測るものです。今回のように、開いて待つだけの測り方では、測っていません。web.dev の「Web Vitals」の表でも、ラボの道具の Lighthouse は、INP の代わりに TBT という別の数字を使う、とされています。

Search Console は、実際の人の28日間

フィールドデータは、どこで見るか。Search Console の Core Web Vitals レポートです。

Search Console ヘルプは「Core Web Vitals では、実際の使用状況データ(フィールド データとも呼ばれます)に基づくページのパフォーマンスを確認できます。」と書いています。

見に来る人が少ないサイトでは、データが出ないことがあります。Search Console ヘルプは、「データがありません」と出るのは、プロパティがまだ新しいか、CrUX レポート(Chrome の実際の利用者から集めたデータ)で使えるデータが足りないときだ、と説明しています。そのときは、PageSpeed Insights のラボの数字で、大きな問題が無いかを確かめます。

直したあとも、レポートの数字は、すぐには変わりません。直したことを確かめる手続きも、28日間かけて見ます。「[トラッキングを開始] をクリックすると、28 日間のモニタリング セッションが開始され、サイトでこの問題が実際に発生するかどうかをチェックできます。」

記事が検索に出ていない(インデックスに登録されていない)ときは、このレポートにも出てきません。検索に出ない原因の確かめ方は、講座の第1回WordPressが検索に出ない原因、手元で14通り試したら7つで試しました。

10. 今日やること(5つ)

  1. 写真は、エディターの画像ブロックで入れる。 WordPress が縮小版を作り、画面に合う大きさをブラウザが選びます。幅と高さも、自動で書かれます
  2. 元の写真の URL を、HTML で直接貼らない。 4000×3000 の写真を、スマホの幅352px のために丸ごと読み込むことになります。すでに貼ってある記事は、画像ブロックで入れ直します
  3. 写真は WebP で入れる。 WordPress は WebP の画像も扱えます。今回は 768×576 の版で、33KB が17KB になりました。ただし、大きい版では JPEG より大きくなることもありました
  4. PageSpeed Insights で、スマホを測る。 パソコンではなく、スマホの数字を見ます。数字は揺れるので、1回で決めず、何回か測ります
  5. Search Console の Core Web Vitals レポートで、「低速」の URL が無いかを見る。 実際に見に来た人の、過去28日間の数字です。データが出ないときは、PageSpeed Insights のラボの数字で確かめます

画像に幅と高さが書かれているかは、URL を入れるだけの無料のサイト診断(45項目)でも確かめられます。点数は目安として、直すきっかけにしてください。

Sorabun で書く記事なら

Sorabun の「表示速度」の画面では、Google の PageSpeed Insights で、スマホで開いたときの速さを記事ごとに測り、点数の低い順(遅い順)に並べます。点数・LCP・CLS が出て、実際の読者のデータ(フィールドデータ)がある記事は、その数字を優先して出します。INP は、実際の読者のデータがある記事だけに出ます。記事ごとに、主な原因と、できることも並びます。毎日5記事ずつ自動で測る設定もあります(初めはオフ)。

最初の画像を速く出す設定もあります。記事のページでは、アイキャッチを最優先で読ませます(fetchpriority="high"。初めからオン。テーマがアイキャッチを WordPress の標準の関数で出しているときに効きます)。大きさの書かれていない本文の画像に、幅と高さを書く設定もあります(初めはオフ)。

そして、Sorabun が作るアイキャッチや図解は、WebP にして保存します(幅が1600px を超えるときは、1600px に縮めます)。サーバーが WebP を書けないときや、WebP にするとかえって大きくなるときは、元の形式のまま保存します。前からある JPEG・PNG の画像に WebP の複製を作り、表示のときに差し替える設定もあります(初めはオフ。元の画像はそのまま残します)。

よくある質問

表示速度を上げれば、検索の順位は上がりますか?

上がるとは言えません。Google は、Core Web Vitals を、ランキングを決める際に考慮する要素としていますが、良い結果が得られても「Google 検索の検索結果で上位に表示されることが保証されるわけではありません。」と書いています。SEO のためだけに満点を目指すのは、有効な時間の使い方とは言えない、ともしています。まずは、読む人が待たずに読めるかを見ます。

PageSpeed Insights の数字が、測るたびに変わります。おかしいですか?

おかしくありません。PageSpeed Insights の説明にも「パフォーマンス測定のばらつきは、影響のレベルが異なる複数のチャネルを通じて発生します。」とあります。私たちのトップのページも、同じ条件で4.4秒・2.8秒・2.5秒と揺れました。1回の数字で決めず、何回か測るか、Search Console の実際の人の数字を見ます。

Search Console の Core Web Vitals レポートに「データがありません」と出ます。

見に来る人が少ないサイトや、登録したばかりのプロパティでは、データが足りずに出ないことがあります。レポートの数字は、実際に見に来た人の過去28日間の数字だからです。そのときは、PageSpeed Insights でスマホを測り、ラボの数字で大きな問題が無いかを確かめます。

写真は、小さくしてから取り込んだほうがいいですか?

今回の手元の WordPress では、4000×3000 の写真をそのまま取り込んでも、エディターの画像ブロックで入れれば、スマホには 768×576・33KB の縮小版が選ばれ、LCP は1.3秒でした。大きすぎる写真からは、2560×1920 に縮めた版も作られました。表示の速さで大事だったのは、元の写真の URL を直接貼らないことです。

WebP にすれば、必ず軽くなりますか?

必ずとは言えません。今回の写真では、768×576 の版は JPEG 33KB・WebP 17KB と約半分でしたが、2048×1536 の版は JPEG 346KB・WebP 361KB と、WebP のほうが少し大きくなりました。22秒を1秒台にしたのは縮小版で、WebP はそのあとの一段です。

目安は「2.5 秒以内」ですか、「2.5 秒以下」ですか?

文書によって書き方が少し違います。Google 検索セントラルは LCP 2.5 秒以内・INP 200 ミリ秒未満・CLS 0.1 未満、web.dev の「Web Vitals」は INP 200ミリ秒以下・CLS 0.1以下、Search Console ヘルプの表は「良好」を2.5秒以下・200ミリ秒以下・0.1以下としています。この記事は、Google 検索セントラルの書き方に合わせました。web.dev と Search Console ヘルプは、ページの読み込みの75%(75パーセンタイル)で見る、としています。

INP は、どうやって測りますか?

INP は、押したり触ったりしたときの反応なので、実際に見に来た人の数字(フィールドデータ)で見ます。Search Console の Core Web Vitals レポートや、PageSpeed Insights の実際のユーザーのデータに出ます。ラボの道具の Lighthouse では、INP の代わりに TBT という数字が使われます。今回の私たちの測り方でも、INP は測っていません。

まとめ

出典(2026年10月31日に確認)

測った結果は、2026年10月31日(日本時間)に、手元の WordPress 7.1.4(初期のテーマ Twenty Twenty-Five)と sorabun.com で、私たちが測ったものです(コンテンツ/page-speed-2026/shots/speed_test.mjs・strip_test.mjs・site_speed.mjs、結果は shots/data/speed-test.json・strip.json・site-speed.json・srcset-example.html)。試験用の写真は Python で作った絵で、実在の写真ではありません。試したあと、試験用の記事と画像は消しました。数字は決まった条件で測ったラボの数字で、実際に見に来た人の数字(フィールドデータ)とは違います。web.dev と「PageSpeed Insights について」の日本語は、Google が AI で翻訳したものです。

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