SEO・AI検索

【公式で確かめた】WordPressの構造化データ、何を入れればいい? 初期は0個…Googleが使う25種類と、終わった「よくある質問」。自分たちの28本も数えた【2026年】

公開 ・ 読了の目安 約29分 ・ Sorabun 編集部

【公式で確かめた】WordPressの構造化データ、何を入れればいい? 初期は0個…Googleが使う25種類と、終わった「よくある質問」。自分たちの28本も数えた【2026年】

WordPress の構造化データ、何を入れればいいのでしょうか。

私たちは、インストールしたばかりの WordPress で、5つのページの構造化データを実際に数えました。答えは、0個。プラグインを使わずに手で足して、Google の文書と照らし、自分たちのサイト sorabun.com のコラム28本も数えました。

講座の【完全版】WordPressのSEO・AIO・LLMO対策、何をすればいい?の「機械に伝える」の章(7章)では、構造化データは見えている中身と一致させること、入れても表示されるとは限らないことを紹介しました。この回は、何を入れればいいのかを、数える実演と Google の文書で確かめます。

先に結論を書きます。

なお、構造化データを入れても、検索結果に表示されるとは限りません(1章)。まずは、あなたのサイトのページのソースを開き、構造化データがいくつあるかを数えてください(14章)。

1. 構造化データは、ページの中身を伝える形

まず、Google の説明です。

構造化データを使用してページの意図を伝えると、Google はそのページをより正確に理解できるようになります。構造化データとは、ページに関する情報をさまざまなサイトで活用できるように標準化したデータ形式で、たとえばレシピページでは材料、加熱時間と加熱温度などを詳細に提供できます。
Google 検索セントラル「構造化データ マークアップとは」(最終更新 2025年12月18日)

Google 検索セントラルの「構造化データ マークアップとは」は、「構造化データを使用してページの意図を伝えると、Google はそのページをより正確に理解できるようになります。」と書いています。

構造化データは、ページの情報を、決まった形で書いたものです。記事なら、見出し、公開した日、書いた人を、決まった名前(headline・datePublished・author など)で書きます。名前は schema.org という共通の語彙から選びますが、Google 検索でどう使われるかは、Google 検索セントラルの文書で確かめるように、と Google は書いています。この記事も、そうします。

そろうと、検索結果の見た目を変えた表示の対象になることがあります。Google は、これを「リッチリザルト」と呼んでいます。

入れても、表示されるとは限らない

構造化データを使用するコンテンツが必ず検索結果に表示されるとは限りません。
Google 検索セントラル「記事(Article)の構造化データ」のトラブルシューティング(最終更新 2026年9月12日)

ただし、Google は「記事(Article)の構造化データ」で、「構造化データを使用するコンテンツが必ず検索結果に表示されるとは限りません。」と書いています。

入れれば順位が上がる、と書いた Google の文書は、この記事で読んだ中にはありませんでした。構造化データは、ページの中身を Google に正しく伝えるためのものです。この記事でも、入れたら何位上がる、とは言いません。

書き方は、JSON-LD がおすすめ

一般的に、Google は実装と管理が最も容易な形式(ほとんどの場合は JSON-LD)を推奨します。形式: JSON-LD*(推奨)
Google 検索セントラル「構造化データ マークアップとは」のサポートされている形式(最終更新 2025年12月18日)

書き方(形式)は、JSON-LD・microdata・RDFa の3つです。Google は「一般的に、Google は実装と管理が最も容易な形式(ほとんどの場合は JSON-LD)を推奨します。」と書いています。

JSON-LD は、HTML の中の <script type="application/ld+json"> に、まとめて書く形です。本文の HTML に印を挟む microdata・RDFa と違い、本文とは別のところに書けるので、あとから直すのも簡単です。この記事で数えたのも、手で足したのも、JSON-LD です。

2. 初期の WordPress の構造化データを、手元で数えた

では、WordPress は、初めから構造化データを出しているのでしょうか。手元で数えました。

試し方

記事のページは、何個?

ここでクイズです。インストールしたばかりの、初期のテーマの WordPress。記事のページには、構造化データがいくつ入っているでしょうか。

3. 答えは0個。手で足すと、記事に2個・トップに1個

初期の WordPress の5つのページの構造化データ(JSON-LD)の数。初めのままは、トップ・記事・固定ページ・著者・カテゴリーとも0。手で足すと、トップは1(Organization)、記事は2(BlogPosting・BreadcrumbList)、ほかは0のまま。足した記事の構造化データは、Google の推奨プロパティ7つのうち、足りないのは image(アイキャッチの無い記事)。見出し・書き手は画面の文字と一致。パンくずリストは3項目で、必須プロパティはそろった
手元の WordPress 7.1.4(公式の zip・初期のテーマ Twenty Twenty-Five・プラグインなし)で Sorabun が数えた・試した(2026年10月31日・shots/sd_test.py)

答えは、0個でした。トップ、記事、固定ページ、著者、カテゴリーの5つのページ、どれも0個です。初期のテーマと WordPress の本体だけでは、構造化データは出ていませんでした。

ページ 初めのまま 手で足すと 足した種類 消したあと
トップ 0 1 Organization(組織) 0
記事 0 2 BlogPosting(記事)・BreadcrumbList(パンくずリスト) 0
固定ページ 0 0 — 0
著者 0 0 — 0
カテゴリー 0 0 — 0

手で足すと、記事に2つ、トップに1つ入りました。消すと、5つとも0個に戻りました。

テーマや SEO のプラグインを入れると、出るものは変わります(この記事では、プラグインは試していません)。あなたのサイトで何が出ているかは、ページのソースで数えるのが確かです。

4. 足した中身。値は、画面に出ているものをそのまま

手で足した、記事のページの構造化データです。2つを、それぞれ <script type="application/ld+json"> の中に書きました(URL は、手元のアドレスを example.com に置き換えて載せています)。

{
  "@context": "https://schema.org",
  "@type": "BlogPosting",
  "headline": "Hello world!",
  "datePublished": "2026-10-28T19:33:44+09:00",
  "dateModified": "2026-10-30T21:57:53+09:00",
  "author": {
    "@type": "Person",
    "name": "admin",
    "url": "https://example.com/author/admin/"
  }
}
{
  "@context": "https://schema.org",
  "@type": "BreadcrumbList",
  "itemListElement": [
    { "@type": "ListItem", "position": 1, "name": "ソラブン講座のテストサイト",
      "item": "https://example.com/" },
    { "@type": "ListItem", "position": 2, "name": "未分類",
      "item": "https://example.com/category/uncategorized/" },
    { "@type": "ListItem", "position": 3, "name": "Hello world!",
      "item": "https://example.com/2026/10/28/hello-world/" }
  ]
}

1つ目が記事、2つ目がパンくずリスト(ホーム → カテゴリー → 記事)です。トップには、組織(Organization)として、サイトの名前と URL だけを書きました。

値は、手で書き写さず、WordPress の関数(記事の題は get_the_title、日付は get_the_date と get_the_modified_date、著者のページは get_author_posts_url など)で、画面に出ているものをそのまま使いました。手で書き写すと、あとで題や日付を直したときに、画面と構造化データが食い違うことがあるからです。

Google も、Google タグ マネージャーで構造化データを入れる方法について、ページから値を取る変数を使うようにすすめ、その理由を「これは、GTM に情報を複製すると、ページ コンテンツと GTM で挿入した構造化データとの間に不整合が生じるリスクが高まるためです。」としています。

書いた人の名前が「admin」

1つ、気になるところがあります。書いた人の名前が admin です。初期の WordPress の書いた人の名前をそのまま使うと、構造化データにも admin が入ります。

Google は「author.name プロパティには作成者の名前のみを指定します。」と書いています。画面の書いた人の名前をどう直すかは、講座の第4回WordPressの書いた人が「admin」のまま?で、初期の WordPress を使って確かめました。

5. 記事に必須の項目は無い。推奨は7つ

ウェブページに適用される推奨プロパティを可能な限り多く設定してください。必須プロパティはありません。代わりに、コンテンツに適用されるプロパティを追加します。
Google 検索セントラル「記事(Article)の構造化データ」の構造化データを追加する方法(最終更新 2026年9月12日)

では、足した中身で足りているのか。Google の「記事(Article)の構造化データ」で照らしました。

Google は「ウェブページに適用される推奨プロパティを可能な限り多く設定してください。」「必須プロパティはありません。」と書いています。推奨プロパティは、次の7つです。

推奨プロパティ 何を書くか 手で足した結果
headline 記事の題 あり(画面の見出しと同じ)
datePublished 最初に公開した日時 あり
dateModified 最後に変えた日時 あり
image 記事を表す画像 なし(アイキャッチが無い記事)
author 書いた人 あり
author.name 書いた人の名前 あり(画面の名前と同じ)
author.url 書いた人を示すページ あり(著者のページ)

7つのうち、6つはそろいました。足りないのは image(画像)だけです。足したファイルは、アイキャッチがあれば image を書くようにしてありましたが、Hello world! の記事には、アイキャッチがありませんでした(アイキャッチのある記事では、試していません)。

image について、Google は「ロゴやキャプションではなく、記事に関連する画像を使用してください。」と書き、大きさは「適切な画像が選択されるように、アスペクト比が 16x9、4x3、1x1 の高解像度画像(幅と高さをかけて 50,000 ピクセル以上になる画像)を指定してください。」としています。記事に合うアイキャッチを付けておくことが、image の準備になります。

なお、種類は、Google が「Article オブジェクトは、Article、NewsArticle、BlogPosting のいずれかの schema.org タイプに基づいている必要があります。」としているので、ブログの記事なら Article でも BlogPosting でも使えます。

6. AI 検索のための、特別な構造化データは要らない

AI による概要と AI モードのための特別な最適化を行う必要はありませんが、次のようなこれまでの SEO の基本は引き続き重要となります。
Google 検索セントラル「AI 機能とウェブサイト」(最終更新 2025年12月31日)

では、AI 検索のために、特別な構造化データは要るのでしょうか。

Google 検索セントラルの「AI 機能とウェブサイト」は、「AI による概要と AI モードのための特別な最適化を行う必要はありませんが、次のようなこれまでの SEO の基本は引き続き重要となります。」と書いています。AI 検索のために、別の種類の構造化データを足す必要はない、ということです。

講座の第8回「AIO対策」でよく見る施策、本当に要るのは何個?でも、上位の記事7本がすべて構造化データをすすめていた一方で、Google の文書は、生成 AI 検索のためには要らないとしていたことを確かめました。

大事なのは、画面の文字と一致させること

構造化データをページに表示されるテキストと一致させます。
Google 検索セントラル「AI 機能とウェブサイト」の SEO のベスト プラクティス(最終更新 2025年12月31日)

同じ文書が挙げる、これまでの SEO の基本の1つが、これです。「構造化データをページに表示されるテキストと一致させます。」

「Google 検索上の構造化データ ガイドライン」も「ページの読者に表示されないコンテンツをマークアップしないでください。」と書いています。構造化データにだけ書いて、画面に無いことを書かない。手元で足したときに、値を WordPress の関数から取ったのは、このためです。

照らした結果も、一致していました。構造化データの見出しは「Hello world!」で、画面の見出し(h1)と同じ。書いた人の名前の「admin」も、画面に出ていました。

7. パンくずリストは、2つ以上の項目で

パンくずリストを指定するには、少なくとも 2 つの ListItems を含む BreadcrumbList を定義します。
Google 検索セントラル「パンくずリスト(BreadcrumbList)のマークアップを追加する方法」の構造化データタイプの定義(最終更新 2026年9月12日)

記事と一緒に足したパンくずリストには、必須の決まりがあります。Google は「パンくずリストを指定するには、少なくとも 2 つの ListItems を含む BreadcrumbList を定義します。」「コンテンツがパンくずリストとともに表示されるようにするには、必須プロパティを含める必要があります。」と書いています。

必須プロパティ 何を書くか 手元の結果
itemListElement パンくずの項目(ListItem)の並び。2つ以上 3つ(ホーム・未分類・Hello world!)
item その項目のページの URL 3つともあり
name 画面に出る、その項目の名前 3つともあり
position 何番目か(1から) 1・2・3

手元の3つの項目で、必須はそろいました。

検索結果のパンくずリストは、パソコンだけの表示です。パンくずリストの文書には「この機能はパソコン版に対応したもので、Google 検索を利用できるすべての地域と言語でご利用いただけます。」とあり、2025年1月にモバイル版の検索結果では表示しないことが書き足されました。スマホで出ていなくても、入れ方が間違っているとは限りません。

見た目を変えるには、必須をすべて

Google 検索で拡張表示機能を表示できるようにするには、オブジェクトの必須プロパティをすべて含める必要があります。一般には、推奨プロパティの機能の設定が多いほど、
Google 検索セントラル「構造化データ マークアップとは」(最終更新 2025年12月18日)

必須と推奨の関係は、「構造化データ マークアップとは」に書かれています。「Google 検索で拡張表示機能を表示できるようにするには、オブジェクトの必須プロパティをすべて含める必要があります。」「一般には、推奨プロパティの機能の設定が多いほど、検索結果に拡張表示機能が適用されて情報が表示される確率が高くなります。」

ただし、数を増やせばいい、ということではありません。続けて「しかしながら、完全でないデータ、不正な形式のデータ、不正確なデータを含む多数の推奨プロパティを提供するより、少数であっても完全で正確な推奨プロパティを提供するほうが重要です。」とあります。まず必須をそろえ、次に、正しく書ける推奨を足す。この順番です。

8. Google 検索がサポートする構造化データは、25種類

Google 検索がサポートする構造化データの一覧の25種類。記事、パンくずリスト、カルーセル、コースリスト、データセット、ディスカッション フォーラム、教育向け Q&A、雇用主の総合評価、イベント、画像メタデータ、求人情報、ローカル ビジネス、数学の解法、映画、組織、商品、プロフィール ページ、Q&A、レシピ、クチコミ抜粋、ソフトウェア アプリ、読み上げ、定期購入とペイウォール コンテンツ、民泊、動画。青くしたのは、ブログや会社・お店のサイトで使いそうな、記事・パンくずリスト・ローカル ビジネス・組織・商品・プロフィール ページ・動画の7つ(Sorabun の分け方)。よくある質問は一覧に無い
Google 検索セントラル「Google 検索がサポートする構造化データ マークアップ」(最終更新 2026年10月19日・2026年10月30日に保存)の一覧を Sorabun が数えた。青は Sorabun の分け方

では、何を入れればいいのか。

Google 検索セントラルの「Google 検索がサポートする構造化データ マークアップ」には、Google 検索で使う構造化データの一覧があります。項目ごとに書き方の「スタートガイド」が付いていて、その項目を数えると、25種類でした。

求人、レシピ、データセット、民泊など、特定の内容のページのためのものが多く並んでいます。ブログや会社、お店のサイトで使いそうなのは、図で青くした7種類(記事・パンくずリスト・組織・プロフィール ページ・ローカル ビジネス・商品・動画)ほどです。この分け方は私たちの考えで、Google の分け方ではありません。

よくある質問は、この一覧にありませんでした。理由は、11章で見ます。

9. ブログで、まず入れる3つ(Sorabun の考え)

25種類のうち、ブログでまず入れるなら、次の3つだと私たちは考えています。Google の文書が3つを選んでいるわけではなく、Sorabun の考えです。

入れるもの 入れるページ Google の文書の決まり
記事(Article・BlogPosting) 記事のページ 必須プロパティは無い。推奨の7つを、できるだけ
パンくずリスト(BreadcrumbList) 記事のページ 項目は2つ以上。各項目に item・name・position
組織(Organization) トップページ(または会社の説明のページ) 必須プロパティは無い。組織に関係するものを、できるだけ

組織について、Google の「組織のスキーマ マークアップ」は「ホームページに組織の構造化データを追加すると、Google は組織の管理情報の詳細を把握して、検索結果で組織を明確化できるようになります。」と書いています。置く場所は「この情報を、ホームページまたは組織の説明を掲載した単一のページ(例: 企業情報ページ)に配置することをおすすめします。」「サイトのすべてのページに含める必要はありません。」です。手元では name と url だけでしたが、ロゴや住所、問い合わせ先など、組織に当てはまるものは足していけます。

3つのほかは、サイトの中身に合わせて足します。お店ならローカル ビジネス、商品を売るなら商品、動画を載せるなら動画、といった具合です。

逆に、中身に無いものは入れません。「Google 検索上の構造化データ ガイドライン」は「構造化データはページ コンテンツを正確に表している必要があります。」と書き、「関連性がないコンテンツや誤解を招くコンテンツ(虚偽のレビュー、ページの内容と関係のないコンテンツなど)をマークアップしないでください。」としています。

10. 使われない種類は、終わっていく

以下の構造化データタイプは Google 検索結果のサポート対象外となり、今後数週間から数か月で段階的に終了します。書籍アクション、コース情報、主張の審査、給与推定額、学習用動画、特別なお知らせ、車両リスティング
Google 検索セントラル ブログ「Google 検索結果ページを簡素化」(2025年6月12日)

では、たくさん入れておけばいいのか。構造化データの種類は、増えるだけでなく、終わることもあります。

Google は2025年6月12日、ブログ「Google 検索結果ページを簡素化」で、「以下の構造化データタイプは Google 検索結果のサポート対象外となり、今後数週間から数か月で段階的に終了します。」として、7つの種類を挙げました。書籍アクション、コース情報、主張の審査、給与推定額、学習用動画、特別なお知らせ、車両リスティングです。

理由は「以下の特定の構造化データタイプを段階的に終了する理由は、Google の分析によると一般的に Google 検索で使用されておらず、ユーザーにとって特定の表示方法がもたらす付加価値が小さくなったと判断したためです。」と書かれています。2023年9月には、How-to(手順)の説明の文書も削除されています。

2025年の終了は「順位に影響を与えません」

今回のアップデートは、ページの検索順位に影響を与えません。
Google 検索セントラル ブログ「Google 検索結果ページを簡素化」(2025年6月12日)

この2025年6月の簡素化について、Google は「今回のアップデートは、ページの検索順位に影響を与えません。」と書いています。この更新で7つの種類の表示が終わっても、ページの検索順位には影響しない、ということです。終わったのは、Google 検索での見た目の表示です。

一方で、Google は「Google は、利用者の少ない表示方法を廃止する一方で、ユーザーがアクセスするコンテンツを評価する際に役立つさまざまな構造化データを積極的にサポートし続けます。」とも書いています。構造化データそのものが要らなくなったわけではありません。使われる種類を選んで入れる、ということです。

11. よくある質問は、2026年5月7日から表示されない

内容: よくある質問のリッチリザルトのドキュメントにサポートの終了に関するお知らせを追加しました。理由: 2026 年 5 月 7 日以降、この機能が Google 検索に表示されなくなるためです。
Google 検索セントラル「最新ドキュメントの更新内容」の2026年5月8日の項目(最終更新 2026年10月30日)

そして、よくある質問です。記事の最後に質問と答えを置き、よくある質問の構造化データ(FAQPage)を入れると、検索結果に質問と答えが開いて出る表示がありました。

Google 検索セントラルの「最新ドキュメントの更新内容」の、2026年5月8日の項目は、内容が「よくある質問のリッチリザルトのドキュメントにサポートの終了に関するお知らせを追加しました。」、理由が「2026 年 5 月 7 日以降、この機能が Google 検索に表示されなくなるためです。」です。

6月15日の項目では、説明の文書そのものが削除されました。「よくある質問のリッチリザルト機能に関するドキュメントを削除しました。」とあり、理由は「2026 年 5 月の変更履歴のエントリで発表されたとおり、よくある質問のリッチリザルト機能は Google 検索の検索結果に表示されなくなったためです。」です。その前、2023年9月には、表示が、よく知られた信頼のおける政府機関と保健衛生関連のウェブサイトだけに絞られていました。

この2つの項目に書かれているのは、よくある質問のリッチリザルトが Google 検索に表示されなくなったことと、説明の文書を削除したことです。すでに入れてある構造化データをどうするかまでは、書かれていません。

12. 自分たちのサイト、コラム28本を数えた

自分たちのサイト(sorabun.com)のコラム28本の構造化データ。記事(Article)は28本中28本で、推奨の7つが足りないページは0本。パンくずリストは28本中28本で、必須がそろわないページは0本。よくある質問(FAQPage)も28本中28本で、Google のリッチリザルトは2026年5月7日から表示されない。見出しは28本とも画面の h1 と同じ。よくある質問の質問も、すべて本文に見えている
sorabun.com のコラム28本の記事のページを Sorabun が数えた(2026年10月31日の朝・数えた時点・shots/sd_count.py)

では、自分たちのサイトはどうか。sorabun.com のコラム、数えた時点(2026年10月31日の朝)で28本の記事のページを、同じ物差しで数えました。公開しているページの HTML を読み、1本ずつ照らしました。

種類(数えた時点) 入っていた記事 照らしたこと 合わなかった記事
記事(Article) 28本 推奨の7つ・見出しが h1 と同じか・書いた人が本文に見えるか 0本
パンくずリスト 28本 必須(項目2つ以上・item・name・position) 0本
よくある質問(FAQPage) 28本 質問が本文に見えるか 0本

記事とパンくずリストは、28本とも入っていて、推奨の7つも、必須の項目も、そろっていました。トップページには、組織(Organization)が入っていました(数えた時点では、ほかに WebSite・WebPage・FAQPage)。

そして、数えた時点では、よくある質問の構造化データも、28本すべてに入っていました。

数えたあと、2026年10月31日に sorabun.com とプラグイン Sorabun(2.131.0)は FAQPage を出すのをやめました。よくある質問は本文に残しています。

数えて分かったこと

分かったことは3つです。

FAQPage を出すのをやめたのは私たちの判断で、Google の文書がそうするように書いているわけではありません。

13. 入れたら、リッチリザルト テストで確かめる

開発中はリッチリザルト テストを使用して構造化データをテストし、デプロイ後はリッチリザルトのステータス レポートを参照して、構造化データの有効性を確認してください。
Google 検索セントラル「構造化データ マークアップとは」(最終更新 2025年12月18日)

入れたら、確かめます。

Google は「開発中はリッチリザルト テストを使用して構造化データをテストし、デプロイ後はリッチリザルトのステータス レポートを参照して、構造化データの有効性を確認してください。」と書いています。作っている間は Google のリッチリザルト テストで、公開したあとは Search Console のリッチリザルトのレポートで確かめます。

公開したあとも見る理由は、続く文の「テンプレートや配信の仕方が原因で、デプロイ後にページの正常性が損なわれることがあるからです。」にあります。テーマやプラグインを変えたあとも、もう一度確かめると安心です。

そもそも記事が検索に出ていない(インデックスに登録されていない)ときは、構造化データより先に、その原因を確かめます。Search Console と URL 検査ツールでの確かめ方は、講座の第1回WordPressが検索に出ない原因、手元で14通り試したら7つで試しました。

14. 今日やること(5つ)

  1. ページのソースで、ld+json を数える。 ブラウザで記事とトップを開き、ページのソースを表示して「ld+json」で探します。いくつあるか、中の "@type" で、どの種類かも見ます
  2. まず、記事・パンくずリスト・組織を入れる。 記事のページに記事とパンくずリスト、トップページに組織です。お店ならローカル ビジネス、商品を売るなら商品と、中身に合うものだけを足します
  3. 値は、画面の文字と同じにする。 見出し・日付・書いた人は、手で書き写さず、WordPress の値から入れます。書いた人の名前が admin のままなら、表示名から直します
  4. リッチリザルト テストで確かめる。 公開したあとは、Search Console のリッチリザルトのレポートも見ます。テーマやプラグインを変えたあとも、もう一度確かめます
  5. 終わった種類に、手間をかけない。 よくある質問のリッチリザルトのように、Google 検索に表示されなくなった種類のために、新しく手間をかけません。Google の「最新ドキュメントの更新内容」を、ときどき見ます

構造化データが入っているか、その種類、パンくずリストがあるかは、URL を入れるだけの無料のサイト診断(45項目)でも確かめられます。点数は目安として、直すきっかけにしてください。

Sorabun で書く記事なら

Sorabun で書いた記事(投稿)には、記事の構造化データ(Article)を自動で付けます。設定の「構造化データ(JSON-LD)を出力する」は、初めからオンです。

書いた人(と、監修した人)を設定で登録していれば、構造化データの書いた人に、名前だけでなく、肩書き(jobTitle)や所属(worksFor)、資格(hasCredential)つきの人として入れます。書いた人とは別に監修した人を登録すると、その人は reviewedBy として入ります。登録した内容はそのまま出るので、持っていない資格は書かないでください。

よくある質問

構造化データを入れれば、検索の順位は上がりますか?

上がるとは言えません。この記事で読んだ Google の構造化データの文書には、入れれば順位が上がる、という書き方はありませんでした。書かれているのは、ページをより正確に理解できるようになること、リッチリザルトに表示されるための条件、そして「構造化データを使用するコンテンツが必ず検索結果に表示されるとは限りません。」ということです。

よくある質問の構造化データ(FAQPage)は、外したほうがいいですか?

Google の「最新ドキュメントの更新内容」に書かれているのは、2026年5月7日以降、よくある質問のリッチリザルトが Google 検索に表示されなくなったことと、6月に説明の文書を削除したことです。すでに入れてあるページをどうするかまでは、書かれていません。私たちは、数えたあと2026年10月31日に、sorabun.com とプラグイン Sorabun(2.131.0)で FAQPage を出すのをやめ、よくある質問は本文に残しました。これは私たちの判断です。

ページのソースで「ld+json」を探すと1つしか無いのに、種類がいくつも入っています。

1つの <script type="application/ld+json"> の中に、いくつもの種類をまとめて書くこともできます("@graph" という書き方など)。数えるときは、ld+json の数だけでなく、中の "@type" も見ます。今回の手元の試しでは、種類ごとに1つずつ書きました。

まとめ

出典(2026年10月31日に確認)

試した結果は、2026年10月31日(日本時間)に、手元の WordPress 7.1.4(公式の zip・日本語版・初期のテーマ Twenty Twenty-Five・プラグインなし)で、私たちが数えたものです(コンテンツ/structured-data-2026/shots/sd_test.py、結果は shots/data/sd-test.json・sd-post-jsonld.json)。手で足すときは、配布されているプラグインは使わず、自分で書いた小さなファイルを1つ置き、試したあと消して、0個に戻ったことを確かめました。sorabun.com のコラム28本は、同じ日の朝に数えました(shots/sd_count.py・data/sd-count.json)。Google の文書は、2026年10月30日に保存した本文と照らしました。

関連するコラム

SEO・AI検索 【実際に試した】WordPressの書いた人が「admin」のまま? E-E-A-Tの「誰が」を初期のWordPressで確かめたら、略歴はどこにも出なかった。Google公式の書き方【2026年】 手元のWordPress 7.1.4(初期のテーマ)では、書いた人の名前はadmin、略歴はどこにも出ず、構造化データは0個。表示名・投稿者の略歴ブロック・運営者情報など5つ足してGoogleの「誰が」の3つの問いに答えた手順と、構造化データの著者の書き方、署名欄にAIと書かない理由。 SEO・AI検索 【2026年】「AIO対策」でよく見る施策、本当に要るのは何個? 上位の記事7本を数え、Google・Bing・OpenAIの公式の文書で確かめた 「AIO対策」の上位の記事7本がすすめる施策は21種類。Googleの文書がすすめるのは9つで多くはSEOの基本、構造化データ・一問一答の型・llms.txtは必要ないとされる。Bingはすすめ方が違う。WordPressでrobots.txtを試した結果と今日やること5つまで。 SEO・AI検索 【完全版】WordPressのSEO・AIO・LLMO対策、何をすればいい? Google公式の文書と実験で全部確かめた【2026年】 WordPressのSEO・AIO・LLMO対策を、Google公式の文書と実験で全部確かめた完全版。AIに引用される特別な対策は要らない(Google)。初期設定のチェック1つでサイトマップが消える実験、何も入れていないWordPressに足りない10項目、FAQの表示の終了、llms.txt、E-E-A-T、構造化データ、AI検索に出たかの測り方、今日やること10個まで。

コラムの一覧へ