テクニカル診断
サイトの土台(インデックス設定・リンク切れ・表示速度・被リンク・競合ドメインの強さ)を診断する
記事ではなく、土台を診る
「Sorabun > 計測 / 分析 > テクニカル診断」は、記事の中身ではなくサイトの土台を診断します(Pro)。
ここで見るものには共通点があります。壊れていても、画面は正常に見えることです。代表例が「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」の外し忘れで、この設定が残っていると、どれだけ記事を書いても検索結果に出ません。サイトは普通に表示されるので、気づかないまま数ヶ月が過ぎます。

診断の項目
「診断を実行」を押すと、数秒で次を検査します。重いもの(要対応)から順に並びます。
| 項目 | 見ているもの |
|---|---|
| 検索エンジンに公開 | インデックス拒否の設定が残っていないか |
| パーマリンク構造 | ?p=123 のままになっていないか |
| HTTPS | サイトURLがhttpのままでないか |
| サイトマップ | WordPress本体かSEOプラグインが配信しているか |
| robots.txt | クローラ全体を止める記述が無いか |
| 内部リンク切れ | 行き先の無い内部リンク(消した記事へのリンクが典型) |
| タイトルの重複 | 同じタイトルの記事同士が評価を食い合っていないか |
| 混在コンテンツ | httpsのサイトに http:// のままの画像などが無いか |
| 画像のalt属性 | altの無い画像 |
| タイトルの長さ | 検索結果で後ろが切られる長さになっていないか |
| 孤立した記事 | どこからも内部リンクされていない記事 |
本文の走査は新しい順に200件までです。走査した件数は結果に表示されます。
リンク切れやaltの無い画像が見つかった項目には、該当する記事へのリンクが並びます。開いて直して、もう一度診断してください。
Core Web Vitals(表示速度)
Googleが順位の判断に使う表示速度の指標を、トップページ(モバイル)についてPageSpeed Insightsで測ります。
- LCP … いちばん大きい要素が表示されるまでの時間。2.5秒までが「良い」
- INP … クリックやタップへの反応。200msまでが「良い」
- CLS … 表示のずれ。0.1までが「良い」
実際の訪問者の計測値(CrUX)があればそれを使い、まだ訪問が少ないサイトでは計測環境の値を使います。どちらを使ったかは画面に表示されます。
APIキーは無くても回数制限つきで動きます。測定が失敗するようになったら「設定 > 検索データソース > PageSpeed Insights APIキー」(psi_api_key)を設定してください(Google Cloudで無料で発行できます)。
被リンク(外部からの評価)
SEOは「コンテンツ×技術×権威」の3本柱で、被リンクは3本目の柱です。検索ボリュームで使うDataForSEOの認証情報をそのまま使って、次が分かります。
- 参照ドメイン数 … 何個のサイトからリンクされているか。本数より先にここを見ます
- 被リンク本数 … 同じサイトからの複数リンクも数えた合計
- アンカーテキスト … どんな言葉でリンクされているか。サイト名ばかりならブランドで知られている状態、狙っているキーワードが混ざっていれば、その言葉の評価に効いています
取得は有料API(1回あたり数円)のため、ボタンを押したときだけ更新します。月に1回ほどで十分です。前回の数字を覚えているので、増えたか減ったかも分かります。
被リンクを買う・過剰に交換することはGoogleのガイドライン違反で、ペナルティの対象です。この画面は現状を知るためのもので、増やす近道を示すものではありません。引用されやすい一次情報(調査・データ・実例)を書くのが、遠回りに見えていちばん確実です。
競合ドメインの強さ
「ドメインの強さ」は自分のサイトだけ見ても意味が分かりません。比べる相手が要ります。
この画面では、追いかけているキーワードの1ページ目に実際に並んでいるドメインを並べて比べられます。競合を入力する必要はありません。順位チェックが毎日見ている検索結果から、そのとき上にいたドメインを控えているためです(同じ応答から取るので、検索の費用は増えません)。
「競合の強さを取得」を押すと、控えたドメインと自分のサイトを1回の呼び出しでまとめて取得します。自分も同じ呼び出しに入れるのは、別々に取ると取得した時点がずれて比べられなくなるからです。
表の読み方は1つだけ覚えれば足ります。
- 自分より弱いドメインに、順位で負けているキーワード … 記事の中身で勝てる見込みがあります。ここから直すのがいちばん近道です
- 自分より圧倒的に強いドメインばかりのキーワード … いま正面から取りにいっても届きません。後回しにして、より具体的なキーワードから積む判断もあります
こちらも有料API(1回あたり数円)なので、ボタンを押したときだけ取得します。
0〜1000はDataForSEOの独自指標で、Googleの指標ではありません(Googleは「ドメインオーソリティのようなスコアは使っていない」と繰り返し説明しています)。絶対値ではなく、相手との差と、自分の推移を見てください。